Instagram(インスタ)のキャプションとは?効果的な書き方やコツを分かりやすく解説
「Instagramのキャプションって何?」
「キャプションを書く時に気を付けることは?」
インスタを活用している方の中には、このような疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、インスタ運用時に重要なキャプションに関する基礎知識や、より効率的なキャプションを作成していくために必要な情報をお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Instagram(インスタ)のキャプションとは
Instagram(インスタ)のキャプションとは、写真や動画を投稿する際に表示される説明文のこと。インスタで写真や動画を投稿する際、キャプションの入力は必須ではないので書かなくても投稿できます。
しかし、キャプションを作成することによって写真や動画に関する詳細情報を文章で表示できるので、ユーザーにとって分かりやすい内容を提示できます。
ユーザーへのアプローチをするという意味でも、キャプションは作成するほうが良いでしょう。
また、インスタの特徴でもある「ハッシュタグ」による検索機能を活かして、キャプション上にハッシュタグを記載した投稿も多く見られます。
「ハッシュタグ」といえば、インスタを活用するうえで重要な役割を持っていますが、より多くのユーザーに投稿を見てもらうためには、ハッシュタグを工夫して使用する必要があるのです。
ハッシュタグの付け方
インスタのキャプションを作成する際には、ハッシュタグの付け方がとても重要になってきます。
ハッシュタグを付ける場所はアカウントによってさまざまなため、特に決まりはありませんが、キャプションをどう見せたいのかを考えながら決めていくと良いでしょう。
ハッシュタグの付け方としては、主に以下の3つの方法があります。
- ハッシュタグを文章中に使用する
- ハッシュタグを文末にまとめて使用する
- ハッシュタグをコメント欄に使用する
それぞれどのような効果があるのかを確認していきましょう。
ハッシュタグを文末にまとめて使用する
この方法は、文章中にハッシュタグを使用することで、文章に集中させることができる点がメリットです。
インスタの投稿を見てみるとよく分かりますが、一般的にはこの形で使用している投稿が多く見られます。
文章内にハッシュタグがあることで、ポップで親しみのある印象を与えられます。堅苦しい投稿を避けたい場合は、この方法でぜひ試してみてください。
しかし、たくさんのハッシュタグを使用するとかえってユーザーは読みづらい印象を持ち、すべて読まない可能性もあります。
ハッシュタグに注目してもらうためにも、ハッシュタグ数の目安は10個程度にとどめておき、重要なハッシュタグは先頭に表示することで効果的なキャプションを作成しましょう。
ハッシュタグを文章中に使用する
文章の途中にハッシュタグを使用することで、自然な形でハッシュタグを見てくれます。キャプションに表示されるハッシュタグは通常の文書とは異なり、青色に変換されて表示されるため、おしゃれで目を引く文章になります。
一方で、文章中にハッシュタグを使いすぎると、かえって見にくくなるため、かたまりではなく適度に使用する程度にしましょう。ハッシュタグを付けすぎると、専門性に欠けると判断されてしまう可能性があるので気を付ける必要があります。
文章中にハッシュタグを付けることで文章にメリハリがつくので、一般的に文章の下にまとめて表示されるハッシュタグよりも目立ち、ユーザーも注目しやすい傾向にあります。
ハッシュタグはコメント欄へ
ハッシュタグをコメント欄に入れると、おしゃれでありながらもキャプション部分を引き立たせてくれます。
本来、より多くのハッシュタグを付けることで、拡散力を最大限に活用しようとしがちですが、実際にはハッシュタグばかりが目立ってしまいキャプションの内容が目立たなくなってしまいます。
キャプションでしっかりと投稿内容を伝えるためにも、ぜひ、コメント欄も活用していきましょう!
【ハッシュタグをコメント欄へつける方法】
- 画像や動画を投稿する
- 自身の投稿に、ハッシュタグをまとめてコメントする
一度、写真や動画のみで投稿した後に、再度コメント欄にハッシュタグをつける方法です。ユーザーにとっても投稿が見やすくなるのでとても有効な方法です。
※ハッシュタグはコメント欄に入れても通常の機能を果たすので、拡散力の効果は変わることがありません。
メンションの付け方
メンションとは、投稿する写真や動画を他のユーザーのアカウントと紐づけできる機能のことです。
ハッシュタグと同様に、キャプション内にもメンションを付けることができます。投稿を見たユーザーは、キャプション内にメンションされたアカウントに遷移することが可能です。
例えば、ユーザーネームをタップすると、メンションされたユーザーのプロフィール欄へ移動できます。
投稿した写真と関係性のある企業や店舗のアカウントをメンションしてもらえれば、自社製品やアカウントそのものの認知にも繋がるため、宣伝効果もあります。
インスタを運用するうえでは、とても大切な役割を持っていると言えるでしょう。
キャプションの基本操作
ここでは、インスタのキャプションを設定するうえでの基本的な操作を順に解説していきます。流れに沿って進めていくので、操作はとてもシンプルです。
基本操作の手順
実際の操作画面を参考にしながら見ていきましょう。
①インスタ内の投稿ボタン(+ボタン)から、投稿したい写真や動画を選ぶ
②好みの明るさやコントラストを設定し、矢印で次の画面へ進む
③「キャプションを入力」を選び、文章を作成して「OK」を選ぶ
④右上の「シェア」を選び、投稿完了
1回の投稿で写真や動画を複数選べますが、キャプションは1つの投稿に対して1つと決められています。写真や動画一つ一つにキャプションを付けられるわけではないので注意しましょう。
書き方のポイント
キャプションにたくさんの文章を書いたとしても、投稿時に表示されるのはキャプションの冒頭30〜40文字と限られています。
ユーザーが投稿をチェックする際、投稿のすべてを見てもらうためにも冒頭部分に重要事項を記載することを意識すれば、より興味を持ってもらえるような投稿になります。
また、キャプションの内容には以下のようなパターンがあります。この方法を知っておくと、投稿内容に合わせたキャプション作成が手軽にできるので、ぜひ活用してみてくださいね。
- 文章のみ
- ハッシュタグのみ
- 絵文字のみ
- 文章+ハッシュタグ
- 文章+メンション
- 文章+ハッシュタグ+メンション
キャプションに絵文字だけというのは、なかなかピンとこない方もいるかもしれません。しかし、文章やハッシュタグなどでは伝えられない独特なニュアンスを表現してくれる効果があるので有効です。
しかし、ハッシュタグ検索を流入口とするユーザーも多いことを考えると、毎回絵文字だけをキャプションに書くというよりも、フラットな投稿をしたいときに用いるなど工夫することをおすすめします。
気を付けること
キャプションを作成する際には、いくつかのルールが決められています。以下のような点に注意してキャプションの作成をしてください。
文字数は上限2,200文字 |
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ハッシュタグは上限30個 |
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リンクの挿入はできない |
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誹謗中傷は書かない |
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過度な広告感に注意 |
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キャプションの編集方法
すでに投稿しているもののキャプションを変更したい場合、以下のような方法で編集できます。
編集する方法
右上の設定マークをタップして「編集」を選ぶ
キャプションが変更出来たら「完了」をタップして編集完了
編集ができないときはこんなとき
キャプションの編集ができない時は、以下のような場合が考えられます。
アカウントにアクション制限がかかっている
インスタは一日のうちでアクションできる上限が存在し、過度ないいね数やフォロー数は制限対象となってしまいます。
アクション制限がかかってしまうと、キャプションの編集ができないことがあります。この場合、一度アカウントにアクション制限がかかっていないか確認してみましょう。
アクション制限は一定期間アクションを控えることで自然に解除されます。もし解除されない場合は、一度お問い合わせしてみてくださいね。
※インスタでは、新しくアカウントを作成してからおよそ6ヶ月未満のユーザーは、6ヶ月以上経過しているユーザーや既に有名なアカウントに比べて、高確率で利用制限を受けやすいとされています。
エラー対象となる文字が含まれている
キャプション内にエラー対象の文字が含まれていると、編集できない場合があります。詳しい原因は分かっていませんが、キャプションを書く際に使用できない文字や「@メンション」があるようです。
エラー時には、いつもは使用しないような文字や「@メンション」がないか見直して編集しなおしてみましょう。
キャプションを書くメリット
インスタのキャプションを書くことで、以下のようなメリットがあります。
- 投稿の詳細を伝えられる
- ハッシュタグの利用で検索されやすくなる
- 投稿から人を感じられる
投稿の詳細を伝えられる
写真や動画だけでは伝えきれない情報をユーザーに伝えることができます。写真や動画だけでは、「いつ」「どこで」「誰と」「何をした」という詳しい情報を伝えられません。
しかし、インスタ運用をする企業やブランドにとっては正確で詳しい情報を伝えることも必要な場合も多いため、積極的にキャプションを作成しましょう。投稿の内容によっては、詳細を載せる必要がない場合もあります。
ハッシュタグの利用で検索されやすくなる
ハッシュタグを利用することで検索されやすくなり、より多くの人に投稿を見てもらいやすくなります。ハッシュタグ検索されることを意識したハッシュタグ選びや、キャプションの作成をしていきましょう。
投稿から人を感じられる
インスタは写真や動画に特化したSNSであるため、あえて「キャプションを書かなくてもよい」と考える方もいるのではないでしょうか。確かに、キャプションを書かずに写真や動画だけを投稿しているものも実際にあります。
しかし文章がないと、どこか温かみがなく機械的な投稿に感じてしまいます。
ユーザーとのコミュニケーションや親近感のあるアカウントとして育てるためにも、キャプションを作成して人を感じられる投稿をするとよいでしょう。
目の前の人に話すような口調を意識して書くと、距離感の近い文章に仕上がりますよ。
効果的なキャプションの作成方法
より多くのユーザーに見てもらうためには、効果的なキャプションの作成が必須です。具体的な内容は以下の通りです。
- アカウントのコンセプトを決める
- 改行や空白を上手く使う
- 一文を短くコンパクトに
- 絵文字も使用
- 漢字を少なくして見やすく
- アクションを促す
アカウントのコンセプトを決める
はじめにアカウントのコンセプトをしっかりと決めておくと、投稿内容にも統一性が出るためキャプションも統一感が出ます。
安定した投稿内容は、それぞれのアカウントの世界観を生み出すため、結果的にフォロワー数の増加にも繋がります。
改行や空白を上手く使う
キャプション内容は、1行26文字ごとに改行されます。文章が続けて表示されていると、パッと見た印象も圧迫感があり、積極的に読もうとはなかなかなりません。
文章全体をすっきり読みやすくするためにも、一文または二つの文章ごとに空白の行を取り入れるなど、工夫してみましょう。
一文を短くコンパクトに
キャプション内の文章は、「必要最低限」を意識し、短く分かりやすいものに仕上げましょう。
文字数の上限は2,200と多いですが、長々書いているとユーザーも読むのが大変で読むことを辞めてしまいます。インスタ本来の強みである写真や動画の投稿に重きをおくことを意識して作成しましょう。
特にはじめて投稿を見てくれるユーザーにとっては、キャプション内容を見るかどうかは上に表示される冒頭部分で決まることを覚えておくとよいですね。
ただし、商品のプレゼントやキャンペーンの場合には、応募方法の説明を分かりやすく伝える必要があるため、多少長くなっても問題はありません。
絵文字も使用
適度に絵文字も取り入れて、キャプション全体のバランスを取りましょう。キャプションには絵文字が使用できます。
文章だけではびっしりと埋まり堅苦しい印象になってしまいます。文字の色が黒一色なので、適度に絵文字を使って華やかな雰囲気を出してやわらかな親しみのある文章を作成すると読みやすくなりますよ。
漢字を少なくして見やすく
漢字が多く並んだ文章は、堅苦しいイメージになり読みにくい印象を与えてしまいます。
読み手が読みやすいと感じる「漢字:ひらがな:カタカナ=3:6:1」の比率を上手く使いながら、バランスの取れた文章を心がけてみましょう。
アクションを促す
キャプション内では、写真や動画の投稿内容や詳しい情報を伝えると同時に、「いいね」や保存、プロフィールへのアクセスなどのアクションも取り入れていきましょう。
ユーザーにアクションを促すことで、フォロワーの獲得や投稿をのばすことに繋がります。
キャプションの使い方が参考になるアカウント4選
ここからは、実際のインスタアカウントを見ながら、キャプションの具体的な使い方やコツを確認していきましょう。
今回参考にするアカウントは以下の4つです。
- 無印
- ニトリ
- しまむら
- クラシル
それでは、順番に見ていきましょう。
無印良品
【muji_global:フォロワー数284万人】
無印商品のアカウントでは、新商品やシーズンに合った商品の紹介をしており、文頭に商品名を記載することでユーザーが一目でチェックできるようにしています。
写真の素材もシンプルで分かりやすいものばかりで、無印良品のイメージをしっかりとインスタに反映させています。
キャプション内は余分な言葉を入れず、「続きを見る」を押さなくても情報を得られるので、ユーザーはストレスを感じにくいです。伝えたいことを端的にアピールすることのメリットがよく分かる内容ですね。
ニトリ
【nitori_official:フォロワー数135万人】
キャプションの上部に写真の商品説明を載せているので、いち早くユーザーは商品チェックが可能です。
文中に、ニトリのハッシュタグや公式アカウントのメンションを追加することで、他のユーザーのニトリ情報やプロフィール欄への誘導を促しています。
時期によって指定のハッシュタグを使用した「写真投稿キャンペーン」を行い、ユーザーとともにアカウントを盛り上げる試みも行っているのも有効的と言えます。
しまむら
【grshimamura:フォロワー数84.7万人】
インフルエンサーとのコラボを積極的に取り入れることで、インフルエンサーのファンであるユーザーが注目しやすい投稿となっているのが特徴のアカウントです。
しまむら独自のハッシュタグ「しまむらパトロール」を活用し、ハッシュタグ検索からユーザーを流入させる狙いもうかがえます。
クラシル
【kurashiru:フォロワー数433万人】
上部にアプリのメンション(@~)を追加することで、アカウントのトップ画面へのスムーズな誘導を実現しています。
キャプション内には、写真からは読み取れないレシピの詳細を記載することでユーザーの滞在時間を長くし、保存を促しやすい構成になっています。まさに運用を成功させるキャプションと言えるでしょう。
企業がインスタ運用する際のキャプションの活用方法
企業やブランドがインスタの運用をする場合、キャプション作成はとても重要になってきます。ターゲットの特徴を踏まえたルール設定を行い、投稿やアカウント自体にブレが出ないためにも、以下のようなことを意識していきましょう。
- 企業やブランドイメージを大切にした文章表現
- 書き方を統一させることで複数人で運用可能
企業やブランドイメージを大切にした文章表現
絵文字や顔文字の使用や文章はですます調または話し口調など、使い方によってイメージが左右されるので見極めて選択していきましょう。
固いイメージなのか、多少やわらかく親しみのあるイメージにしていくのかなど、アカウントのイメージはさまざま。
学び系は「きちんと感」、ファミリー向けは「ポップな感じ」、美容などの女性向けは「きれいめ」など。アカウントのイメージに適したキャプション作成が求められます。
書き方を統一させることで複数人で運用可能
企業内では、SNS運用担当者など役割が決められている場合もありますが、基本的には担当者以外の人でもインスタの投稿や運用ができるようにしておくととても便利です。
そのためにも、社内で以下のようなことを事前に決めておくことをおすすめします。
- 「です」「ます」調、あるいは話し口調などの統一
- 絵文字・顔文字の使用
- 改行ルール
- ハッシュタグの使用箇所の統一
最低限これらを事前に決めておくと、複数の人がそれぞれ投稿を任されたとしても投稿に統一性が出るので、ユーザーから見ても違和感がないでしょう。任される側もある程度のルールがあればスムーズに取り組めます。
インスタ投稿はキャプションで差をつけよう
今回は、インスタ投稿時のキャプションの重要性についてご紹介してきました。先にも述べましたが、インスタは写真や動画に特化したSNSです。しかし、写真や動画+キャプションの作成によってさらに効率的で効果的なインスタ運用が可能となります。
SNSが日常の中に当たり前に存在している今、多くの人がスマホを使ってのインスタ投稿を行っています。スマホカメラの精度も上がって編集機能も大変充実しています。そのため、本来注目されるべき写真や動画の質が高まっていることから、キャプションでのアピールも必要不可欠です。
ぜひ、ここでご紹介した内容を参考にしながら、より実践的なインスタ運用にチャレンジしてみてくださいね!