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Instagramの広告は全部で6種類!出稿方法と活用事例を紹介!

Instagramの広告は全部で6種類ありますが、種類によって目的や用途が異なるため、選び方については十分注意しなければなりません。使用用途やどの顧客層に合わせていくかを決めて選べば、ユーザーのニーズにあった効果が期待できるでしょう。

この記事では、Instagramの具体的な広告の出稿方法やそれぞれの広告にあった活用事例を紹介しています。

ぜひ、最後までご覧ください。

Instagramの広告は全部で6種類

InstagramとはSNSの1つで画像や動画、テキストを入力することができます。Instagramでの投稿がバズるとアカウントを知ってもらう機会が増すので、「いいね」やフォロワーが増え、さらに情報が拡散されていきます。

そもそもSNSとはスマホやタブレット・パソコンを使って、社会のさまざまな人たちとつながれる情報ツールのことです。

Instagramでの情報発信の仕方のなかにいくつかある広告の種類のうちから、自分の発信したい内容を設定することができます。

Instagramの広告の種類はいくつあるでしょうか。

結論からいうと、Instagramの広告は全部で6種類です。

広告の種類により、1つまたは複数の画像や動画を使うことが可能。ただし訴求に合致した種類を選ばなければ、想定したようなSNSマーケティング効果が得られないため、注意が必要です。

Instagram広告の種類を、以下にまとめました。

  • 画像広告:画像1枚とテキストによる広告
  • 動画広告:動画とテキストによる広告
  • カルーセル広告:複数の画像・動画とテキストによる広告
  • コレクション広告:複数の画像・動画とテキストによるカタログ形式の広告
  • 発見タブ広告:発見タブの中から見たフィードとフィードの間に配信する広告
  • ストーリーズ広告:1つまたは複数の画像や動画による広告

それでは、詳しくみていきましょう。

画像広告

画像広告は、画像が1枚とテキストがある形式の広告形式になります。

ユーザーの目に画像が自然と写りやすいので、シンプルにひとつのことを伝えたいときにおすすめです。

Instagram広告の6種類のなかで、最も基本的な広告になります。

画像広告が配置できる場所は以下の3つです。

  • フィード
  • 発見タブ
  • ストーリーズ

Instagram広告の配信面については「Instagram広告の配信面」で後ほど詳しく説明します。

動画広告

動画広告は、動画が1本とテキストがある形式の広告形式になります。

先ほどご紹介した、画像広告と違い動画は動きがあるので、よりユーザーの目に留まりやすくするためには画像広告より動画広告がおすすめです。

動画広告が配置できる場所は以下の4つとなります。

  • フィード
  • 発見タブ
  • ストーリーズ
  • リール

動画広告では、伝えたい情報・目的に合わせた配信面に表示されることでユーザーに訴求しやすいです。

カルーセル広告

カルーセル広告は、最大で10の画像・動画とテキストがある形式の広告です。

先ほどご紹介した画像・動画広告と違い、複数の情報を1つの広告に入れることが可能になります。より多くの情報を伝えられるのでおすすめです。

広告の画像・動画はスワイプをすることによって見ることができます。

カルーセル広告は、フィードとストーリーズに配置が可能です。

コレクション広告

コレクション広告は、最大で10の画像・動画とテキストがある形式の広告です。

カルーセル広告との違いは、カタログ形式になっていてメインとなる画像または動画と、複数の画像を1度に見ることができるという点です。スワイプしてもらわなくても1度に見てもらいたいという場合におすすめです。

コレクション広告は、フィードとストーリーズに配置できます。

発見タブ広告

発見タブ広告について説明するには、まず発見タブというものが何かを知るとよいでしょう。

発見タブとは、Instagramスマホアプリのトップ画面を見たときに、1番下にある虫眼鏡のマークが発見タブです

発見タブでは、ユーザーの興味や関心によって選ばれたフィードを見ることができます。選ばれたフィードは、ユーザーがまだフォローしていないアカウントの投稿です。

発見タブを押すというユーザーの行為は、ユーザーのフォローしている人・お店以外の情報に触れることになります。

発見タブ広告により新しい発見を求めている方に、広告を見てもらえる機会が増え新たなファンができ、トレンドになれる機会が生まれるのでおすすめです。

発見タブ広告についてまとめると、発見タブのなかから見たフィードとフィードの間にフィードとして配信することができる広告です。

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告は、1つまたは複数の画像や動画をストーリーズに配置することができる広告です。

配信方法はストーリーズ内で、ユーザーがフォローしているフォロワーとフォロワーの間に配信される広告なので、ごく自然にストーリーズを見ているユーザーの目に留まるのでおすすめです。

また、フィードで表示されるのとは違い、フル画面で広告が表示されます。

Instagram広告の出稿方法

Instagramで広告を出稿したくても、具体的な手順が分からない方もいることでしょう。

特にカルーセルやコレクション、発見タブ広告など言葉が難しく、意味が理解できないマーケターがInstagram広告を運用することは困難を極めます。

しかし、Instagram広告は手順を覚えれば、誰でも簡単に出稿できます。

Instagram広告の出稿方法や課金の仕組みなど、以下の項目でまとめました。

  • 出稿方法
  • 課金形式
  • 配信面

それでは、詳しくみていきましょう。

Instagramで広告を出稿する手順

Instagram広告の特徴や種類については理解できても、出稿方法が分からなければマーケティング運用できません。また、戦略的なマーケティング手法により高いコストパフォーマンスを生み出すことでしょう。

それでは、Instagram広告の出稿方法について以下にまとめました。

  1. FacebookページとInstagramアカウントの連携
  2. キャンペーンの作成
  3. 広告セットの設定
  4. 広告の入稿

概要を解説します。

手順①|FacebookページとInstagramアカウントの連携

Instagram広告を出稿するには、Facebook広告を作成するのに使うシステムと同じものを使用します。

そのためFacebookのアカウントを持ったうえで、ビジネスマネージャーアカウントを作成します。

ビジネスマネージャーアカウントを作成したら、FacebookページとInstagramアカウントを連携します。

手順②|キャンペーンの作成

広告のキャンペーン目的・課金形式を設定します。

キャンペーン目的は「ブランドの認知度アップ」「トラフィック(サイトへの誘導)」「来店数の増加」などのなかから、広告に合った目的のものを選びましょう。

手順③|広告セットの設定

広告セットでは予算や広告の掲載期間、ターゲットを選択します。

手順④|広告の入稿

広告に表示させる画像や動画、テキストを入稿します。

事前に画像や動画を用意している場合は、保存したデータをアップロードすることで画像や動画を入稿できます。

Instagram広告の課金形式

Instagram広告の課金形式は、全部で4つあります。

  • CPM
  • CPC
  • CPI
  • CPV

広告の種類によって、CPMやCPCなどそれぞれの指標で単価が異なるため、マーケティング収益を図るにはある程度の目安を知っておくことが重要。しかしInstagramを含め、SNS戦略においては、いくつもの指標があるため、何をどのように理解すればよいのか分からないマーケターもいることでしょう。

まずは、Instagram広告で理解が必要な指標について、下表にまとめました。

<Instagramで覚えておくべき指標>

指標 概要
CPM(Cost Per Mille) 広告が1000回表示されるたびに費用が発生
CPC(Cost Per Click) ユーザーが広告をクリックした時に課金
CPI(Cost Per Install) アプリがインストールされたタイミングで課金
CPV(Cost Per View) 広告動画が10秒以上再生されると課金

 

それでは、詳しくみていきましょう。

CPM(Cost Per Mille)

CPMは、1インプレッションにつき0.5円から1円です。インプレッションとは「広告が表示された回数」を意味します。

ユーザーが広告を表示させる回数に対して課金される方式です。回数は広告が1000回表示されるたびに費用が発生します。

CPC(Cost Per Click)

CPCは、1クリックあたり40〜100円で、ユーザーが広告をクリックした時に課金される方式です。

CPI(Cost Per Install)

CPIは、1インストールあたり100〜150円前後です。実際にアプリがインストールされたタイミングで課金される方式になります。

CPV(Cost Per View)

CPVは、1再生あたり4〜7円ほどですが、商品のジャンルで費用が変動します。

広告動画が10秒以上再生されたか、最後までユーザーが視聴した場合にのみ課金される方式です。

Instagram広告の配信面

Instagram広告が表示される箇所の概念として、配信面が存在します。

広告の種類により、1つまたは複数の画像や動画を使うことが可能。ただし、訴求に合致した種類を選ばなければ、想定したようなSNSマーケティング効果が得られないため、注意が必要です。

Instagram広告の配信面については、以下の4種類です。

  • フィード
  • 発見タブ
  • ストーリーズ
  • リール

 

それでは、詳しくみていきましょう。

フィード

フィードは、FacebookやTwitterのタイムラインと似たようなもので、ユーザーがフォローしているアカウントの投稿が流れるところです。

発見タブ

発見タブは、Instagramスマホアプリのトップ画面を見たときに、1番下にある虫眼鏡のマークが発見タブです。

発見タブとフィードの違いは、ユーザーがフォローしているかしていないかです。発見タブにはまだユーザーがフォローしていないアカウントの投稿が表示されます。

ストーリーズ

ストーリーズはInstagramにおいて24時間限定でしか公開されない仕様となっています。

「今を逃すと見ることができない」というユーザーの行動心理から広告内容が上手く訴求されるところが特徴的です。

リール

リールは、動画を投稿できるところです。

ストーリーズとの違いは、ストーリーズは基本的にフォロワーに表示される機能です。しかし、リールはフォロワー以外にも表示されます。

Instagram広告を効果的に活用する3つのポイント

Instagram広告を効果的に活用するポイントをご紹介します。

ポイントを活用することによって、さらに広告の魅力がアップすることでしょう。

Instagram広告を効果的に活用する3つのポイントは以下のとおりです。

  • 1番伝えたい言葉を目に留まりやすい箇所に配置する
  • 画像内へのテキスト量は20%以内にする
  • 動画広告の長さは15秒以内にする

それでは、詳しくみていきましょう。

一番伝えたい言葉を目に留まりやすい箇所に配置する

一番伝えたい言葉は、できるだけInstagram広告の中央あたりに配置します。

Instagram広告は一般の投稿と同じラインで表示されるため、テキストの配置場所によっては、広告あるいは投稿かの区別がつきにくいです。テキストがユーザーの目に留まりやすいことを意識しましょう。

画像内へのテキスト量は20%以内にする

画像内へのテキスト量は20%以内にすると、シンプルなので人目をひきやすいです。

具体的には、フォントサイズを抑えたり、文字数を少なくすると良いでしょう。

テキストを使って説明をするならば、テキスト欄を使用した方がユーザーに情報が伝わりやすいです。

動画広告の長さは15秒以内にする

動画広告の長さを15秒以内にすると、ユーザーに最後まで動画を見てもらいやすいです。

動画が長くなれば長くなるほど、ユーザーが途中で見るのを止めてしまう確率が高くなります。

Instagram広告の口コミや評判は?活用事例についても紹介!

Instagram広告の口コミや評判を法人・個人向け、また実際のInstagram広告活用事例について紹介します。

Instagram広告の評判や活用事例について知ることは、広告作りの参考になることでしょう。

それでは、詳しくみていきましょう。

Instagramの広告の口コミと評判

Instagramの広告を活用したマーケティングに対する口コミや評判が数多く寄せられています

ここでは、その一部を紹介します。

法人向けの口コミと評判

avexのInstagram広告事例と評判です。

avexは、2022年2月に東方神起のYUNHOによるソロ・ミニアルバム「君は先へ行く」のMusic VideoをInstagramのストーリーズ広告に掲載

Instagram広告に掲載したときのTwitterによる評判を代表的なものから以下にまとめました。

  • ありがとうやうれしいなどのポジティブな言葉
  • (動画で動いている姿を見て)カッコいいなどの好評価
  • 3回に1度は広告に出会えると見た回数について書かれていた
  • 広告を見た喜びについての言葉

Instagramストーリーズ広告を掲載したavexに感謝をしていたり、実際に広告でYUNHOさんのMusic Videoを見ることができた喜びが書かれていました。

YUNHOファンの他にも、YUNHOさんの魅力に気付いてもらえる人が増えるきっかけになりそうですね。

個人向けの口コミと評判

個人の方のInstagram広告事例と評判です。

2021年2月4日〜2月7日にInstagramのストーリーズ広告を掲載し、Twitterでお知らせしたのは以下の内容でした。

”東方神起 ユンホの

お誕生日をお祝いして

Instagramのストーリーにて

15秒のバースデー動画の

広告を出しました!

期間: 2/4〜2/7

閲覧可能地域: 日本 韓国

 

#NOIR #U_KNOW

#ThankU #EenyMeeny 

#유노윤호생일축하해

#HappyYunhoDay

引用:東方神起・YUNHOファンの方のTwitterテキスト”

実際、Instagramにストーリーズ広告を掲載した後の評判は、先ほどご紹介したファンの方のツイートによる返信からわかるように、Instagram広告を掲載したことによる感謝の言葉がありました。

推しの誕生日をフィード上ではなく、Instagramストーリーズ広告上でお祝いするのはなかなか興味深いことです。

YUNHOさんご本人やYUNHOファンの方にとっても、印象に残る広告ではないでしょうか。

偶然にYUNHOさんの誕生日をお祝いするInstagram広告を見たユーザーも、お祝い事なので、あたたかい気持ちになりますね。

Instagramの広告を活用した事例の紹介!

Instagram広告を運用している企業は、数多く存在します。

Instagram特有の画像や動画による映えを意識したマーケティング戦略は、企業の特徴やサービスの分かりやすさなどを一層際立たせるでしょう。

今回、実際にInstagram広告を利用している企業を見てみました。

愛知県岡崎市に本社があるアーキテックス株式会社の注文住宅ブランドである

KANAL HOMEのInstagram広告です。

KANAL HOMEのInstagram広告内容は、以下のとおりでした。

<KANAL HOMEの企業情報と広告スペック>

企業名 アーキテックス株式会社 KANAL HOME
所在地 愛知県岡崎市柱町字折戸20番地
事業内容 建築工事業、建築リフォーム工事業、内装工事業
Instagram広告の種類 カルーセル広告
配置面 フィード
画像の使用枚数 4枚
テキスト

フィードを使ったカルーセル広告です。画像が4枚使用されています。

トップの画像は設計図と家の模型で、上半分に家づくりセミナーの日時、一番下に来場特典が印字されていました。

1番下の来場特典は後の3枚も、モデルハウスの中の画像とともに、印字されていました。

4枚の画像とも、画像+必要最低限な内容の印字だったので、目に留まりやすくわかりやすいです。

詳細な内容はテキストに書かれていました。テキストは、以下のとおりです。

”新築・注文住宅をお考えの方に必見!!

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引用:KANAL HOMEのInstagram広告テキスト”

まとめ

今回は、Instagram広告の6種類の解説をしました。

  • 画像広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告
  • 発見タブ広告
  • ストーリーズ広告

次に、Instagram広告の出稿方法の解説では、出稿方法・課金形式・配信面について説明しました。

また、Instagram広告を効果的に活用する3つのポイントのところでは、一番伝えたい言葉を目に留まりやすい箇所に配置したり、画像内へのテキスト量は20%以内に抑えたほうがシンプルで見やすいという話をしました。

あと、動画を広告に掲載するなら、動画の長さを15秒以内にした方が良いことを紹介しました。

最後に、Instagram広告の法人・個人向け口コミと評判、Instagram広告活用事例についてもお話ししました。

Instagramで運用可能な広告は、目的や用途に合わせた使い方が重要。SNS戦略を上手に構築しマーケティングで成功させるには、それぞれの種類について理解することから始めましょう。