インスタの「リーチ」とは?インプレッションとの違いを徹底解説
「インスタグラムのリーチってなに?」
「インプレッションとの違いは?」
インスタグラムのアカウントを伸ばすには、リーチ数やインプレッション数など、各数値の分析が必要です。ただ、分析する数値は専門用語が多く、意味を勘違いしている人もいます。
この記事では、とくに勘違いが多い「リーチ」について徹底的にまとめました。「リーチ」の意味だけでなく、リーチを伸ばすコツまで網羅的に解説するので参考にしてください。
インスタグラムのリーチとは
インスタグラムの「リーチ」とは、あなたの投稿を見た人の数です。リーチは、ブランドや個人がインスタグラム上での存在感・影響力を測定するために重要な指標です。
高いリーチを達成することは、広告やキャンペーンの成功や効果を示す一因となるでしょう。
また、リーチを増やすためにはフォロワー数の増加やターゲティングの最適化、魅力的なコンテンツの制作などの戦略が必要となります。
リーチの概要がわかったところで、この章ではリーチと勘違いしやすい下記2つについても解説していきます。
- インプレッション
- エンゲージメント
用語の意味を正しく覚えれば、マーケティング分析の失敗を防げるはずです。
インプレッションとの違い
インスタグラムのリーチと一番勘違いしやすいのは「インプレッション」です。
インプレッションとは、特定の期間内に投稿や広告がユーザーの画面上に表示された回数を示す指標です。
ユーザーの画面とは、
- フィード
- ストーリー
- 探索ページ
などです。
インプレッションは、ブランドや個人がインスタグラム上での露出度や広告の視認性を測定するために使用されます。
高いインプレッション数は、多くのユーザーにコンテンツが表示されていることを示し、知名度やブランドの認知度向上に寄与することが期待できるでしょう。
リーチとインプレッションを勘違いしやすい理由は、どちらも投稿や広告が表示された数を計測する指標だからです。
リーチは、あなたの投稿を見た人の数であるのに対し、インプレッションはユーザーの画面上に表示された回数であることがポイントです。
つまり、Aというユーザーがあなたの投稿を5回見た場合、
- 同じユーザーなのでリーチ数は1
- 5回表示されているのでインプレッション数は5
と考えます。
インプレッションは単純な表示回数であることから、どの程度のユーザーに届いたかを計測したい場合はリーチを基準に分析すると良いでしょう。
エンゲージメントとの違い
「エンゲージメント」もインスタグラムのリーチと勘違いしやすい指標です。
エンゲージメントとは、投稿やコンテンツに対するユーザーの参加や関与の度合いを指す指標をいいます。
具体的にエンゲージメントを測定する要素は、
- いいね
- コメント
- シェア
など、ユーザーが起こすアクションです。
「いいね」とは、ユーザーが投稿に対して「いいね」を押した数であり、ユーザーがコンテンツに興味や好意を持っていることを表します。
「コメント」とは、ユーザーが投稿に対してコメントを残した数を示します。ユーザーとの対話や意見交換を促し、コミュニケーションを深める役割を果たします。
「シェア」とは、ユーザーが投稿を自分のアカウントでシェアした数を示します。ユーザーが投稿を他の人と共有し、拡散させる行動を表します。
エンゲージメントはユーザーの参加や関与度を測るため、投稿やコンテンツの効果や魅力を評価する上で重要な指標です。
高いエンゲージメントは、ユーザーとの関係構築やブランドの信頼性向上に寄与し、コミュニティの形成に役立つでしょう。
インプレッションほどではありませんが、エンゲージメントの意味を理解していないと、勘違いが生じる可能性があるので、マーケティング担当者はリーチとの違いを十分理解しておきましょう。
インスタグラムのリーチ数の確認方法
次にインスタグラムのリーチ数を確認する方法を見ていきましょう。リーチ数を確認するには、インスタグラムの「インサイト」という機能を使います。
インサイトは個人アカウントでは使用できないため、クリエイターアカウントかビジネスアカウントに切り替えましょう。
この章では、アカウントの切り替え方とインサイトの確認方法を解説します。
プロアカウントへの切り替え方
プロアカウントへ切り替えるには、以下の手順で進めましょう。
- 個人アカウントへログイン
- プロフィール画面右上にある三本線をタップ
- 「設定」を開く
- 「アカウント」を開く
- 「プロアカウントを取得する」をタップ
- 「プロアカウントに切り替える」をタップ
- 「フォロワーに関する情報をチェック」という画面が出るので、次へをタップ
- 「より多くの人へリーチ」という画面が出るので、次へをタップ
- 「新しい連絡オプションを選択できます」という画面が出るので、次へをタップ
- 「カテゴリ」を選択
- 「カテゴリラベルを表示」をON
- 「完了」をタップ
- ビジネス・クリエイターどちらかを選択
- 「連絡先情報」を入力
- 「Facebookにログイン」をタップ
- 「プロフィールへ移動」をタップ
プロフィール画面から「インサイト」を使えるようになるはずです。
なお、手順の⑦〜⑨で表示される画面は、操作を行う時期によって違いがあると思いますが、すべて「次へ」をタップすれば問題ありません。
インサイトでリーチ数を確認するには
プロアカウントの切り替えが完了したら、次はインサイトでリーチ数を確認しましょう。
リーチ数は、投稿ごとのリーチ数とアカウント全体のリーチ数の2パターンで分析できます。
投稿ごとのリーチ数は下記の方法で確認します。
- プロフィール画面右上にある三本線をタップ
- 「インサイト」をタップ
- 「あなたがシェアしたコンテンツ」をタップ
これで投稿ごとのリーチ数が確認できます。
アカウント全体のリーチ数は下記の方法で確認します。
- プロフィール画面右上にある三本線をタップ
- 「インサイト」をタップ
- 「リーチしたアカウント数」をタップ
これでアカウント全体のリーチ数が確認できます。
インサイトでのリーチ数の確認方法がわかったところで、分析したデータをどのように活用していけば良いのかを次の章から解説します。
リーチの重要性と活用方法
リーチはインスタグラム上でのコンテンツの広がりと到達度合いを測定するための重要な指標です。リーチ数が高ければ、多くのユーザーにコンテンツが表示され、ブランドの知名度や露出度が高まります。
この章では、リーチの重要性と活用方法について詳しく解説します。
なぜリーチが重要なのか
インスタグラムでリーチが重要といわれている理由は、以下の効果が期待できるからです。
- ブランドの知名度向上
- ターゲットにリーチする
- コンテンツの効果測定
- ユーザーエンゲージメントの促進
上から順番に見ていきましょう。
ブランドの知名度向上
1つ目の効果は「ブランドの知名度向上」です。リーチ数が高いほど、より多くのユーザーにブランドや製品、サービスを知られる機会が増えます。
インスタグラムは数十億人のユーザーが活動しているプラットフォームであり、うまくいけば幅広いターゲットにリーチできるでしょう。
リーチ数を増やすことで、ブランドの知名度向上に寄与し、新たな顧客やフォロワーを獲得できる可能性が高まります。
ターゲットにリーチする
2つ目の効果は「ターゲットにリーチする」です。インスタグラムでは、ターゲットを設定して広告を配信したり、ハッシュタグを活用して特定の関心やテーマを持つユーザーにリーチできます。
リーチ数を確認することで、ターゲットにどれだけ到達できているかを把握し、マーケティング戦略やターゲティングの改善ができるでしょう。
コンテンツの効果測定
3つ目の効果は「コンテンツの効果測定」です。リーチ数は、特定の投稿やキャンペーンの効果を測定する上で重要な役割を果たします。
リーチ数の推移や比較を行うことで、どのコンテンツやキャンペーンがより多くのユーザーにリーチしているかを把握し、成功要因や改善点を明確にできるでしょう。
また、リーチ数が増えた場合には、ユーザーの関心を引く魅力的なコンテンツを提供している可能性があります。
ユーザーのニーズを把握することはコンテンツ作成において重要であるため、リーチ数の分析は必須といえます。
ユーザーエンゲージメントの促進
4つ目の効果は「ユーザーエンゲージメントの促進」です。リーチ数が高ければ、より多くのユーザーがコンテンツを見る機会があるため、ユーザーエンゲージメントが増加する可能性があります。
多くのユーザーがコンテンツを見ることで、ユーザーがコンテンツに興味を持ち、アクションを起こす(いいねやコメント、シェアなど)可能性が高まります。
リーチ数が高い状態でエンゲージメントを増やすことで、コミュニケーションや相互作用が生まれ、ブランドとの関係性を構築できるでしょう。
ユーザーエンゲージメントは、単なる視聴や閲覧の範疇を超え、ブランドへの関心や参加意欲を示す重要な要素です。
リーチ数が高くてもエンゲージメントが低い場合、コンテンツやコミュニケーションの質を改善する必要があると判断できるでしょう。
分析したリーチを活用するには
分析したリーチを活用するには、以下の方法がおすすめです。
- 定期的なモニタリング
- ターゲティングの最適化
- コンテンツ改善とエンゲージメント促進
こちらも上から順番に見ていきましょう。
定期的なモニタリング
1つ目の活用方法は「定期的なモニタリング」です。リーチ数を定期的に確認し、コンテンツの到達度合いを把握しましょう。
投稿ごとにリーチ数を比較し、効果的なコンテンツ戦略やキャンペーンを展開するためのヒントを得ることができます。
ターゲティングの最適化
2つ目の活用方法は「ターゲティングの最適化」です。リーチ数を分析し、ターゲットにどれだけ到達できているかを確認しましょう。
ターゲティングの最適化や広告キャンペーンの調整を行うことで、より適切なユーザーにリーチし、効果的なコミュニケーションを実現できます。
コンテンツ改善とエンゲージメント促進
3つ目の活用方法は「コンテンツ改善とエンゲージメント促進」です。リーチ数が高い場合でも、エンゲージメント(いいねやコメントなど)が低い場合は、コンテンツの質や魅力に改善の余地がある可能性があります。
ユーザーがコンテンツに興味を持ち、アクションを起こすためには、魅力的な写真やキャプション、ユーザー参加型のコンテンツなどを提供することが重要です。
リーチが伸びない原因
主にリーチが伸びない原因として考えられるのは、以下のようなものがあります。
- コンテンツの品質が低い
- 効果のないハッシュタグを使っている
- 投稿頻度が少ない
- 投稿時間帯に問題がある
- フォロワーが少ない
- アルゴリズムが変更された
突然リーチ数が落ちることもあるため、リーチが伸びない原因は必ず覚えておきましょう。
コンテンツの品質が低い
1つ目の原因は「コンテンツの品質が低い」です。インプレッションが伸びていてもリーチが伸びない場合、ユーザーがコンテンツに興味を持っていない可能性を考えましょう。
ユーザーは「有益」「おもしろそう」など、表示されたコンテンツに価値を感じて見るため、ユーザーの需要に合った高品質なコンテンツの提供がなければ、リーチが伸びない原因になります。
リーチが伸びないときは、コンテンツの品質やターゲットとするユーザーに刺さる内容なのかを確認しましょう。
効果のないハッシュタグを使っている
2つ目の原因は「効果のないハッシュタグを使っている」です。ハッシュタグは、インスタグラムの検索機能によってユーザーに見つけられる重要な手段です。
適切なハッシュタグを使用することで、より多くの人にコンテンツが表示され、リーチ数が増える可能性があるでしょう。
一方、人気のないハッシュタグや関連性の低いハッシュタグを使用すると、目的の層にリーチできないことがあります。
リーチが伸びないときは、適切なハッシュタグを使えているか確認しましょう。
投稿頻度が少ない
3つ目の原因は「投稿頻度が少ない」です。コンスタントな投稿頻度は、リーチ数に影響を与える重要な要素です。
投稿頻度が少なすぎるとフォロワーの関心を維持できず、リーチ数が減少する可能性があるでしょう。
たとえば、週に1回の投稿のアカウントと毎日投稿のアカウントでは、後者のほうが総合的なリーチ数は高くなって当然です。リーチ数を確保するうえで、適切な投稿頻度か確認しましょう。
投稿時間帯に問題がある
4つ目の原因は「投稿時間帯に問題がある」です。どの時間帯に投稿するかは、リーチ数に大きく影響します。
インスタグラムのアクティブな国内ユーザー数は、約3,300万人といわれています。しかし、すべての時間帯に100%のユーザーがログインしているわけではなく、時間帯によってユーザー数のバラつきがあるのです。
たとえば、寝る前の時間帯はスマホを触る人が増えるため、インスタグラムのアクティブユーザーも増えます。
一方、平日の日中は仕事をしている人が多いので、アクティブユーザーは少ないでしょう。
時間帯を考えずに投稿した場合、リーチが伸び悩む原因になるため注意しましょう。
フォロワーが少ない
5つ目の原因は「フォロワーが少ない」です。投稿が表示されるインプレッションは、フォロワーの数によって左右されます。
そもそも投稿がすべてのフォロワーに表示されるわけではありませんが、フォロワー10,000人のアカウントと、フォロワー100人のアカウントを比べたとき、前者のインプレッションが高い傾向にあるでしょう。
インプレッションはフォロワー数以外にも影響する要素が多々あるものの、フォロワー数が与える影響は大きいのです。
インプレッションが低いということは、投稿がユーザーに表示される数が少なくなるため、リーチが伸びない原因になるでしょう。
アカウントが十分に育っていないうちは、簡単にリーチを伸ばせないと覚えておいてください。
アルゴリズムが変更された
6つ目の原因は「アルゴリズムが変更された」です。インスタグラムのアルゴリズムは、リーチ数の変動に大きな影響を与えます。
なぜなら、リーチやインプレッションは、アルゴリズムで管理されており、アルゴリズムが変更されれば、一気に数値が変動することがあるからです。
インスタグラムでは、ユーザーの満足度を向上させるため、定期的なアルゴリズム変更が行われていますが、どのような変更があったかは公表されません。
たとえば、昨日までリーチが順調に右肩上がりで推移していたものが、アルゴリズム変更によって急に下がる可能性もあるのです。
急激な数値の変化があったときは、アルゴリズム変更があったか情報収集することをおすすめします。
リーチを伸ばすコツ
最後にどのようにしてリーチを伸ばせば良いのかを解説します。前述した「リーチが伸びない原因」を改善すれば、リーチを伸ばすことにつながるのですが、具体的なやり方まで知っておくことが重要です。
この章ではリーチを伸ばすための方法を見ていきましょう。
- ユーザーから需要のあるコンテンツをつくる
- トレンドを意識したハッシュタグを設定する
- コンスタントに投稿する
- アクティブな時間帯に投稿する
- フォロワーを増やす
- アルゴリズム対策を行う
ユーザーから需要のあるコンテンツをつくる
1つ目の伸ばすコツは「ユーザーから需要のあるコンテンツをつくる」です。ユーザーから興味を持ってもらえるコンテンツづくりは、リーチ数の向上につながるでしょう。
需要のあるコンテンツをつくるには、
- 具体的なターゲットの設定
- どのようなコンテンツに需要があるのか市場調査
- どのようなコンテンツが伸びているのか競合調査
が必要になります。
実際にいる人をイメージしながら細かくターゲット設定をすれば、よりターゲットに刺さるコンテンツになるでしょう。
- 性別
- 年齢
- 職業
- 趣味
- 性格
また、市場調査や競合調査では、下記のようなポイントを時間をかけて調査しましょう。
- どのようなキーワードが検索されやすいのか
- 画像や動画の特徴
- テキストの特徴
- アカウント設計
良いところを真似すれば高品質なコンテンツになるはずです。ユーザーが「繰り返し見たい」「誰かにシェアしたい」と思うようなコンテンツを目指しましょう。
トレンドを意識したハッシュタグを設定する
2つ目の伸ばすコツは「トレンドを意識したハッシュタグを設定する」です。インスタグラムは、投稿を検索する際にハッシュタグを使うのが特徴です。
ユーザーが検索するであろうハッシュタグを設定しているかどうかで、リーチ数にも大きく影響するでしょう。
トレンドを意識したハッシュタグを設定するには以下が重要です。
- トレンドの調査
- 複数のハッシュタグを設定
- 自身のアカウントとの関連性を確認
トレンドには長期的なものと一時的なものがあります。
長期のトレンドは、爆発力はそこまでないものの、安定した検索ボリュームに期待できるでしょう。一時的なトレンドは、安定性はないものの、爆発的な検索ボリュームが見込めます。
トレンドを調査するには、ベンチマークしているインフルエンサーの投稿を参考にしたり、専用の分析ツールを使ったりするのが良いでしょう。
また、ハッシュタグを設定する際は、複数のトレンドワードを設定するのがおすすめです。
検索需要がありそうなワードを複数設定しておけば、それだけユーザーから見つけてもらえる可能性が高まります。
なお、トレンドだからといって、自身のアカウントと関連性のないハッシュタグの設定は避けましょう。発信の一貫性を損なうと、ユーザー離れの原因になります。
一貫性を保ちながら、トレンドを意識したハッシュタグ設定を行い、リーチの向上につなげましょう。
コンスタントに投稿する
3つ目の伸ばすコツは「コンスタントに投稿する」です。投稿頻度を増やせば、リーチを伸ばすことにつながります。
投稿頻度を増やすメリットには下記のようなものがあります。
- アルゴリズムの評価が上がる
- 新規フォロワーの獲得につながる
- コンテンツのバリエーションが増える
インスタグラムのアルゴリズムは、ユーザーのアクティブさや投稿頻度を考慮して投稿を評価します。
定期的に投稿することで、アルゴリズムはあなたのアカウントをより活発なものと見なし、投稿をより多くのユーザーに表示する可能性があるでしょう。
また、新規ユーザーは最新の投稿を参照することもあるため、あなたの投稿に興味を持ってフォローする可能性があります。
定期的な投稿によってアカウントの存在感を高め、新しいフォロワーを引きつけることができます。
投稿頻度が増えれば、それだけたくさんのコンテンツを発信することになるので、幅広いユーザーから関心を持ってもらえる可能性も高まります。これらのメリットは、リーチにも良い影響を与えるのです。
アクティブな時間帯に投稿する
4つ目の伸ばすコツは「アクティブな時間帯に投稿する」です。アクティブユーザーが多い時間帯に投稿すれば、投稿を見てもらえる頻度が増えるでしょう。
- 7時~8時
- 12時~13時
- 21時~22時
スマホを触る機会が多いであろう、通勤時間・昼休み・寝る前などがメインになります。これらの時間帯に投稿すれば、ユーザーの目に触れる可能性が高まります。
また、投稿時間を一定にすることも重要で、ユーザーから「この人は毎朝7時に投稿している」と記憶させれば、リピーターが増えることもあります。
ターゲット層が何時に見ていそうかも予測しながら、アクティブな時間帯の投稿を意識しましょう。
フォロワーを増やす
5つ目の伸ばすコツは「フォロワーを増やす」です。フォロワー数が多くなれば、それだけ投稿を見てもらえるユーザーも増えます。
フォロワーを増やすには、ここまで解説した1〜4のリーチを伸ばすコツのほかに「エンゲージメント」を意識しましょう。
エンゲージメントとは、ユーザーが行う「いいね」「コメント」「シェア」などのことです。
エンゲージメントを上げるには、高品質なコンテンツを投稿するのはもちろんのこと、ユーザーからのコメントに返信することも重要。
こまめに交流すれば、
- 反応してもらえたユーザーがもっとコメントするようになる
- 交流を重視しているアカウントとしてアルゴリズムで評価される
などのメリットがあります。
結果、フォロワー数増加につながり、フォロワー数増加がリーチを伸ばすことになるのです。
アルゴリズム対策を行う
6つ目の伸ばすコツは「アルゴリズム対策を行う」です。リーチを伸ばすには、インスタグラムのアルゴリズムに気に入られる必要があります。
インスタグラムは「この投稿(アカウント)はユーザーにとって有益だ」とアルゴリズムで判断したものを優先的に表示させているからです。
アルゴリズムの対策は、特定のことだけをやっていれば良いわけではなく、ここまで解説した1〜5のコツを含め、細かな対応が必要になるでしょう。
常に最新のアルゴリズム情報を収集し、自身のアカウントでABテストを行うことで、高いリーチを維持できるはずです。
まとめ:インスタグラムのリーチとインプレッションの違いを理解して効率良くアカウントを伸ばそう!
今回はインスタグラムのリーチとインプレッションの違い、リーチの伸ばし方について解説しました。インスタグラムのリーチとは、実際に投稿を見られた数のことです。
リーチと混同しがちなインプレッションとは、投稿が表示された数であるため、どれだけユーザーに届いているかはリーチを目安にしましょう。
なお、リーチを伸ばすには、以下の6つを意識することが重要です。
- ユーザーから需要のあるコンテンツをつくる
- トレンドを意識したハッシュタグを設定する
- コンスタントに投稿する
- アクティブな時間帯に投稿する
- フォロワーを増やす
- アルゴリズム対策を行う
リーチを伸ばして発信力のあるアカウントをつくりましょう。