YouTubeとTikTokのシナジー効果とは?チェックすべき注意点やコツを徹底解説
近年、多くの企業がマーケティングを目的としたSNS活用を積極的に行っています。総務省による調査では、SNSの利用状況(日本・年代別)を以下のようなグラフで示しています。
参照:総務省「令和4年版情報通信白書データ集(第3章第8節)」
割合で見ると若年層になるほど利用者の割合が比較的多いことが分かります。しかしSNSといってもTwitter・Facebook・Instagram・YouTube・TikTokなどさまざまな種類があり、それぞれの強みやユーザー層は異なります。
この記事では、多数あるSNSの中でもYouTubeとTikTokに焦点を置き、両者のシナジー効果について詳しく解説していきます。
「YouTubeとTikTokの両者の強みを活かすことで、どのような効果が得られるのか」
「二つのSNSをかけ合わせて活用する上で注意すべき点やコツ」
YouTubeとTikTokをすでに活用しているがもっと効果的な運用方法を知りたい方や、現在は一つのSNSを活用しているが今後新たに他のSNSも取り入れていきたいと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
「シナジー効果」とは
そもそも「シナジー効果」とは、ものごとが複数存在することによってお互いに作用し合い、効果や機能を高めることです。いわゆる「相乗効果」と同様の意味としても使われています。
シナジー効果は、互いがWIN-WINの関係であるということが前提となります。相乗効果を目的とした行動が、結果としてうまく働いた時に「シナジー効果」となり、うまくいかなければ「アナジー効果」と表現されることもあります。
YouTubeとTikTokは、両者とも「動画の閲覧・投稿に特化したSNS」ですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。より効率的で効果的な活用をしていくためにも、まずはそれぞれの強みや特徴を把握することが重要です。
YouTubeの特徴
YouTubeは動画視聴・投稿に特化したSNSです。主な特徴には以下の点が挙げられます。
- 長時間の動画投稿ができる
- 幅広い世代に支持されている
- 日常生活に根付いている
- 無料で利用できる
- 広告による収益が発生する
- 投稿した動画が蓄積される
長時間の動画投稿ができる
一番の特徴は、長時間の動画の視聴・投稿ができることです。自身のアカウント作成によって、最大で12時間256GBまでの動画投稿が可能。動画の時間を調整すれば、狙いのターゲットに合わせた動画作成ができるので、柔軟に活用できるでしょう。
幅広い世代に支持されている
楽曲・ゲーム・スポーツ・テレビ番組の切り抜き・幼児向けなどのさまざまなジャンルが含まれているため、幅広い世代の人に需要があります。実際にYouTubeのユーザー数は2020年には全世界で20億人、日本でも約6000万人を超えているほどの人気。
SNSの中でも特に、性別や年齢を問わず利用者が多いため比較的アプローチしやすく、どのジャンルでも需要があるでしょう。
日常生活に根付いている
以前は、パソコンでYouTubeを視聴するのが主流でしたが、最近ではスマホやタブレット・YouTube対応のテレビでの視聴が可能になるなど、他のSNSよりも身近な存在となり手軽に利用しやすいです。再生時間が長く、一度に入手できる情報量が多い点は視聴者にとってもメリットと言えます。
無料で利用できる
動画のアップロードや視聴、生配信など基本的なサービスは無料で利用できます。有益な情報や趣味関連の動画も無料で見られるので、コストパフォーマンスが高いです。
しかし、無料アカウントの場合、動画を視聴している合間に広告が出てきたり、バックグラウンド再生、動画のダウンロードなどの機能が利用できないこともあるので覚えておくと良いでしょう。
一方で、有料版の「YouTubeプレミアム」は、広告なしで動画視聴を楽しめます。YouTubeプレミアムは以下の内容になっています。
- バックグラウンド再生が可能
- ダウンロードが可能
- 月額1,550円(2023年6月現在)で加入可能
このほかにも、映画・音楽などコンテンツごとに有料なものもあるので、ご利用前はしっかりと確認することをおすすめします。
広告による収益が発生
一定数以上のチャンネル登録者数を獲得できれば、収益化が可能です。主な条件は、チャンネル登録者数1000人以上、再生時間4000時間以上。
これにクリアすれば、広告収入(動画の始めや終わり、途中に広告を流す)・スーパーチャット(視聴者がユーザーに直接寄付)・YouTubeチャンネルメンバーシップ(月額料金を支払うことで、お気に入りのユーザーを支援できる)という方法で収入が期待できます。
投稿した動画が蓄積される
投稿するタイミングに関係なく、一度投稿した動画は蓄積されていきます。そのため、過去に投稿した動画も常に再生されやすいのもメリットの一つです。
YouTubeの機能
YouTubeを効果的に利用するためにも、以下に主なYouTubeの機能をまとめたのでご覧ください。
機能 | 特徴 |
動画の視聴 | ・登録など細かな設定をしなくても、好きな動画を視聴できる。 |
動画の投稿 | ・無料で動画の投稿が可能なため、広告費の削減に繋がることもメリットの一つであり、費用対効果が高い。
・言語設定機能を駆使すれば、日本だけでなく海外への発信も可能。 |
評価 | ・視聴した動画を「高評価」「低評価」などで、リアクションできる。 |
再生リストの作成 | ・気に入ったチャンネルの動画を集めてリスト化できるので、後でお気に入りの動画のみを再生できる。
・動画をまた一から探す手間が省ける。 |
YouTubeアナリティクス | ・動画へのアクセス数・視聴者の性別・年齢層・視聴時間などの分析が無料ででき、データ化も可能。
・動画を視聴する人の分析や分析結果をもとに動画を改善し、さらに質の高いものを作り出せる。 ・視聴者が求めていることを把握しやすくなるので、今後の集客にも期待できる。 |
他のSNSとの連携 | ・YouTube動画を埋め込めるSNSを利用すれば、より多くの人に動画を見てもらえるため、拡散性が上がる。
・webページへの埋め込みも可能なので、企業やブランドのホームページにYouTube動画を載せられる。 |
TikTokの特徴
TikTokは、YouTubeと同様に動画視聴・投稿に特化したSNSですが異なる点も多く、主な特徴は以下の通りです。
- BGM付きの短尺動画の作成・投稿ができる
- フォロワーがいなくてもバズる
- 動画を簡単に作成できる
- ユーザーからの反応が得られやすい
- ユーザーは若年層に多い
- 広告による収益はない
BGM付きの短尺動画の作成・投稿ができる
人気の楽曲をBGMとして、動画とともに流すTikTok。BGMをつけることで、ノリの良いアップテンポな動画となり、視聴者を引き付けることができます。そのとき流行っている楽曲やトレンドを交えた動画を作成することで、ユーザーからの反応が狙えるでしょう。
フォロワーがいなくてもバズる
他のSNSと大きく異なる点は、フォロワーが0でもユーザーに見てもらえる可能性があるということ。TikTok独自のAIによるアルゴリズムに基づき、ユーザーが興味のあるジャンルの動画をおすすめの動画として自動で表示します。
フォロワーがいないユーザーが投稿した動画が、一気に拡散されるチャンスもあり得るため、積極的に動画投稿をしていきましょう。
動画を簡単に作成できる
アプリ内で動画の撮影・編集・加工・投稿までができるので、手軽に利用できます。特別な知識や技術は不要なので、初心者でも扱いやすいSNSです。
TikTokでは、「TikTokチャレンジ」として特定のお題となるハッシュタグをユーザーに提供しています。お題に合わせた内容の投稿をすることができるので、投稿内容に迷うこともありません。
もしも迷ってしまった場合にも、お題をもとにすでに投稿されている動画をチェックできるので、参考にしやすいでしょう。
ユーザーからの反応が得られやすい
はじめて間もなく、フォロワーがいない期間でも視聴されるので、他のSNSに比べて動画を見てくれたユーザーから何かしらの反応をしてもらいやすいです。常にユーザーの反応をチェックしながら投稿していくと、その後もより質の高い動画の投稿ができるでしょう。
ユーザーは若年層に多い
近年SNSを利用する年齢層の上昇に伴い、ユーザー数も上昇していますが、そんな中でもやはり多くの10代20代から支持され続けていることには変わりありません。
広告による収益はない
TikTokでは、目的に合わせた広告出稿が可能。しかし、運営側に選ばれたユーザーでなければ収入を得られないので、収益化は難しいです。具体的な条件も公表されていません。
TikTokの機能
YouTubeと同様、TikTokの機能もしっかりと把握することで、より効率的で効果的な活用が可能です。ここでは、主なTikTokの機能を表にまとめたのでご覧ください。
機能 | 特徴 |
インサイト | ・「再生数」「エンゲージメント」「リーチ数」「視聴完了率」「いいね数」「シェア数」「セーブ数」「平均視聴時間」などがチェックできる。 |
アカウント運用 | ・ビジネスアカウントの作成により、「インサイト分析」「プロフィール情報の追加」「投稿動画の分析」「商用楽曲ライブラリの利用」が可能。 |
スキップ | ・広告や見たくない動画はスワイプするだけで、次の動画へスキップできる。
・始めの数秒見ただけで「見たい」「見たくない」と判断されるため、動画の始まり1秒〜5秒でユーザーの興味をひきつけて離脱率を抑えると良い。 |
トレンド | ・TikTokの場合は特にトレンドの変化が著しいため、トレンドをおさえた内容が好ましい。
・時間をかけて作り上げるよりも、スピーディな投稿が求められる。 |
Q&A機能 | ・ユーザーが視聴者からの質問に回答できる機能。 |
自動字幕機能 | ・動画内の音声を自動で文字起こししてくれる。
・ニュアンスの違いや間違いには、編集で訂正できる。 |
TikTokは、初心者でも比較的簡単に視聴者を増やすことが可能なので、YouTubeと連携すればYouTube単体で集客するよりもはるかに多くの視聴者が見込めます。
TikTokからの誘導による流入経路を確保することで、わざわざYouTube内で検索する手間も省け、ユーザーの負担を減らすこともできるでしょう。
TikTokとYouTubeを連携するメリット
次にYouTubeとTikTokを連携することで得られるメリットについて、詳しくご紹介します。主なメリットは以下の3つです。
- YouTubeのチャンネルを効率よくのばせる
- 宣伝効果が高い
- トラブル時に対処できる
それでは順番に見ていきましょう。
YouTubeのチャンネルを効率よくのばせる
YouTubeの場合、運営を始めてもしばらくは自身のチャンネルを認知されるまでに時間がかかります。そのため、せっかく動画を投稿しても視聴者がいないという事態も。
しかし、TikTokであればフォロワーがいなくても動画を投稿することで他のユーザーに自動で表示されるようになっているので、そこからYouTubeに誘導することで流入経路ができれば、効率よく視聴者を増やすことが可能。短期間でのチャンネル登録者数の増加や、視聴回数の伸びも期待できるでしょう。
宣伝効果が高い
TikTokはYouTubeチャンネルを宣伝するツールとして効果的です。新たに動画を作成した際はTikTokを用いて宣伝できるのです。YouTubeだけ新規で立ち上げても、思うような拡散性は見込めません。TikTokを参入の窓口として活用することでより多くの人に視聴してもらえるでしょう。
また、YouTube動画を作成・編集・投稿するためには、それなりの時間や準備も必要となるため、頻繁な投稿は容易ではありません。活用する手軽さを活かして、TikTokをメインとして日々の更新を行うことも外部にコミュニティを作るメリットでもあります。
トラブル時に対処できる
もしもの際には、TikTokを通して情報発信できます。炎上や規約に違反しないよう日頃から気を付けていても、実際にはいつ何が起こるかわかりません。
突然YouTubeチャンネルの運営が難しくなることもあり得ると考えると、TikTokでYouTubeに関する情報を発信できたり、視聴者とのやりとりを可能にしておくと安心ですよね。それまで築き上げてきたユーザーとの関係性も、失われずに済みます。
TikTokからYouTubeへ誘導・連携する方法
ここからは、YouTubeとTikTokの連携手順をご紹介します。まず、視聴者の動きとしては、以下の流れになります。
- TikTok動画を視聴する
- 気になる動画のプロフィールをチェックする
- 掲載されているリンクからYouTubeへ飛ぶ
視聴者がこのような行動をとってはじめて誘導されるのです。次に、連携方法を2つご紹介します。
1.YouTubeに投稿する動画の一部を切り取ったものや要点をまとめたものを投稿する
ユーザーに興味を持たせることで、さらにYouTube動画へ誘導させる方法です。YouTubeとTikTokでは、投稿できる動画の時間が異なります。TikTokからYouTubeに誘導することを考え、YouTube投稿用の動画を要約・紹介するために編集し、短尺動画をTikTokへ投稿するとスムーズに連携できるでしょう。
※YouTube動画を切り抜く「切り抜き動画」であれば、動画の企画から撮影までを共有できます。そのため、動画作成に手間がかからず、コンテンツ作成の負担も抑えられますよ。
2.動画のコメント欄に自身のYouTubeリンクを貼る
コメント欄は、投稿者のプロフィールまで確認して初めて閲覧できます。中には投稿者が気になってコメントまでチェックする視聴者もいるため、リンクを貼ることで一定数の視聴者をYouTubeへ誘導できるでしょう。
具体的な手順は、以下のとおりです。
TikTokアプリ内の「プロフィール」をタップする
「プロフィールを編集」を選び、ユーザー情報やSNS情報を確認する
「YouTubeを追加」を選び、Googleアカウントの選択画面が表示されたら、メールアドレスやパスワードを入力する
※ここでYouTubeとの連携ができますが、この方法はプロフィール欄にURLを掲載できる機能です。自動投稿ができるわけではないということをお忘れなく!
ユーザーにとっては、ゆわざわざYouTubeを起動させてYouTubeチャンネルを検索する手間を省けるので、これも重要な流入手段と言えるでしょう。
TikTokのYouTube欄にチャンネル名が表示されたら掲載完了
※コメント欄にリンクを貼った場合には、必ず「ピン留め」を行い、他のコメントに埋もれてしまわないようにしてくださいね!
注意点
TikTokからYouTubeへ誘導する際には、いくつか気をつけなければいけない点があります。
より効果的な活用をしていくためにも、以下の4つのポイントを押さえておくことが重要です。
切り取った動画は必ずTikTok内で編集する | ・YouTubeに投稿した動画の切り抜きをそのままTikTok投稿に使用すると、クオリティの低い動画と認識されてしまう。 →TikTok内のおすすめに表示されなくなってしまう・ユーザーに動画を視聴してもらえなくなる可能性もあるため、必ずTikTok内で編集を行う。 |
定期的にPDCAを回す | ・TikTokのアルゴリズムは、他のSNSと同じように常に変化しているため、突然視聴回数が減少してしまうこともある。
・アルゴリズムが変化しても、その都度柔軟に対応できるよう定期的にPDCAを回すことを意識していく。 |
ジャンルによっては誘導が難しい | ・YouTubeとTikTokではそれぞれ規約が違うため、細かいルールや利用条件などが異なる。 →使用可能な音源が異なったり、特定の楽曲を切り抜くことは規約違反となるなど内容はさまざま。 |
ブランドイメージを固める | ・ある程度方向性を考えたうえで動画作成・投稿を行う。 →チャンネルやアカウントにブレが生じてしまい、ファンや視聴者離れの原因にもなる。 |
TikTokとYouTubeを連携させるコツ
TikTokからYouTubeへ誘導するためには、以下のようなコツや工夫が必要です。
- YouTube動画を短尺編集したものを予告動画としてTikTokで配信
- YouTube動画の要点を分かりやすくまとめた動画をTikTokで配信し、さらに詳しく知りたい人をYouTubeへ誘導
- YouTube動画では見られないような動画撮影時の裏側や、特別感のあるプライベートな姿をTikTokで配信
- 自社の強みを生かして業種ならではの専門知識や豆知識、技術やノウハウを配信
- 宣伝・認知拡大を狙い、自社の商品やサービスを紹介するようなものを配信
- バズりを狙うために、面白い内容で興味を引き付けるようなものを配信
これらのコツを取り入れることで、さらに視聴者を引き付ける動画を作り出せるので、ぜひ実践してみてくださいね。
TikTokとYouTubeの連携に成功したインフルエンサー
ここからは、実際にTikTokとYouTubeの連携に成功して多数のメディアで活躍しているインフルエンサーを3人ご紹介します。
- Junya/じゅんや
- なえなの
- Hinata
では、それぞれどのような活躍を見せているのか、見ていきましょう。
Junya/じゅんや
TikTokフォロワー数 | 43.3M |
YouTubeチャンネル登録者数
(2020年9月開設) |
2460万人 |
コーラやメントス・風船・黒ひげ一発などを用いた、視聴者が思わず心配になってしまうような身体をはった芸風が特徴。見ているだけでオチが伝わる芸風なため、海外からのコメントやリアクションも多く寄せられています。
実は、あのHIKAKINさんよりも先に、チャンネル登録数1000万人に到達したというから驚きです!
なえなの
TikTokフォロワー数 | 3.7M |
YouTubeチャンネル登録者数
(2019年7月開設) |
110万人 |
かわいいダンスやメイク動画はもちろん、すっぴんや花粉症の仲間に向けた「両鼻にティッシュで鼻栓する」など、可愛さだけを追求しないのも人気の理由なのかもしれません。
もともと高校卒業後にアパレル業界に就職。しかしその後まもなく「仕事を辞めてインフルエンサーやタレントの仕事をしたい」と活動を始めました。テレビ出演やCM、ズームイン!!サタデーのお天気キャスターなど、多くの活躍ぶりがうかがえます。
Hinata
TikTokフォロワー数 | 2.8M |
YouTubeチャンネル登録者数
(2018年2月開設) |
48.4万人 |
制服姿が印象的でかわいらしい雰囲気が魅力的。ファッションや表情によって大人っぽくもキュートにも見せられるので、視聴者を飽きさせません。そんな彼女は同世代の女の子からの支持率が高いです。
長州力さん、ノンスタイル井上さんとのコラボや、ファッション雑誌「Popteen」のレギュラーモデルである傍ら、最近ではCMやドラマなど女優業にも挑戦し、活躍の場を広げています。
オリジナルブランドである「Hinanon」「Hinagirl」にも力を入れており、トレンドファッションの魅力を発信しています。
YouTubeとTikTok両者の強みを活かそう
両者の連携を行ってもそれぞれの強みを活かすことができなければ、十分に効果を発揮できません。認知が難しいYouTubeの欠点を、集客が強みであるTikTokがカバー。反対に収益化が難しいTikTokは、収入が見込めるYouTubeでカバー。
このようにシナジー効果が見込めるSNSの連携は、企業やブランドの成長と発展に大きく関わってくるとともに、今後ますます多くの企業が参入してくる戦略と言えるでしょう。