Twitterで引用リツイートのやり方とは?マナーやトラブルについても解説
Twitterでは他の人がツイートした内容を紹介できる引用リツイートがありますが、実際のやり方についてわからなくて困っているケースも多いです。
正しいやり方について理解しておけば自分自身が興味を持っている内容を紹介できるので、新しいTwitterの楽しみ方ができます。
しかし、引用リツイートはどのように行ってもいいわけではなく、マナーを守っていないと思わぬトラブルにつながるかもしれません。
本記事ではTwitterで引用リツイートをするやり方に加えて、マナーやトラブルについても解説するので参考にしてみてください。
そもそもTwitterの引用リツイートとは?
Twitterの引用リツイートは、他のユーザーがツイートした内容に対して自分の意見などを追加してリツイートできる機能です。
コメントする内容としては「これは要チェック!」や「待っていたイベントが開催!」など前向きな内容にすれば、フォロワーのタイムラインに流れた際にもポジティブに捉えてもらえます。
自分のツイートだけではなかなか説明が難しい内容などを引用リツイートしたり、自分で普段から積極的に関わっている界隈の有益情報を拡散したりと、さまざまな使い方が可能です。
企業アカウントなどでは引用リツイートをしてもらえると宣伝にもつながるため、積極的な引用リツイートを推奨しているケースも少なくありません。
他にもインフルエンサーや芸能人がイベント内容について告知した際に、少しでも多くの人につながるように引用リツイートをお願いするなども挙げられます。
しっかりとTwitterの引用リツイートを活用できればメリットも大きいため、タイミングや使い方について把握しておくと便利です。
引用リツイートはユーザーとの関係性が深まる
引用リツイートは多くの人に拡散されていくので、これまでは自分のことを知らなかった他のユーザーにも自分を知ってもらえるきっかけになります。
企業やインフルエンサーにとっては特に重要で、どれだけ良い商品やサービス・イベントを展開できていても知られていないと意味がありません。
また、引用リツイートに対してさらに引用リツイートがされれば、当初は想定していなかった以上に宣伝効果が起きる可能性も考えられます。
多くのユーザーに知ってもらえるとフォロワー数の増加などにもつながるだけでなく、企業アカウントなどが一般ユーザーと接点を持つきっかけになるでしょう。
心理として身近に感じている対象は応援したくなるため、ユーザーとの関係性を普段から深めておけるのはメリットです。
紹介している商品やサービス・イベントに対しての意見がわかる
引用リツイートは投稿したツイートに各ユーザーのコメントが追加されるため、紹介している商品やサービス・イベントに対しての意見が見えてきます。
企業やインフルエンサーでは問題がないと思っている内容でも、ユーザーやファンの目線で考えると問題があるケースは少なくありません。
アンケートなどで意見について集める方法もありますが、Twitterで直接的に意見を集めるほうが時間も手間も抑えながら効率的にできます。
遠慮がない意見は次回以降の問題点改善のためにも重要であり、積極的に引用リツイートのコメントについて確認しておくとよいでしょう。
また、引用リツイートのコメントは肯定的な意見以外に否定的な意見も含まれますが、誹謗中傷ではなく客観的に見られている意見は価値が高いといえます。
影響力がかなり大きくなる可能性がある
引用リツイートは影響力がかなり大きくなる可能性もあります。理由としては、引用リツイートしたユーザーの影響力も加算されるためです。
例えば一般ユーザーがなにげなくツイートした内容がバズった場合、途中で有名人やインフルエンサーが引用リツイートしているかもしれません。
Twitterでは引用リツイートがフォロワーにも表示される仕組みなので、引用リツイートしたユーザーのフォロワー数が多いとそれだけのユーザーに見られます。
近年ではインフルエンサーに商品やサービス・イベントなどの宣伝を依頼するインフルエンサーマーケティングが方法として確立されており、インフルエンサーなど影響力が大きいユーザーが宣伝すると拡散力が大きくなる可能性が高いです。
Twitterでの引用リツイートのやり方について
Twitterの引用リツイートは難しいものではなく、やり方について理解すれば2回目以降は説明を見なくても対応できるでしょう。
注意点としては引用リツイートとリツイートの2つがあるため、引用リツイートする際には押し間違えをしないように気を付けましょう。
しかし、間違えてリツイートしてもツイートは削除ができるので、間違えた場合も削除してから改めて引用リツイートをすれば問題ありません。
Twitterで引用リツイートをする方法については、以下の手順で進められます。
- 引用したいツイートを表示する
- ツイート下部に表示されるリツイートを押して引用リツイートを選択
- 選択後表示される編集画面でコメントを記入
- ツイートするを押して引用リツイートが完了
どれくらいの数が引用リツイートされているかは元ツイートから確認可能であり、企業アカウントやインフルエンサーなどはどのような引用リツイートがされているか見ることができます。
鍵アカウントからの引用リツイートが確認できない
鍵アカウントから引用リツイートされることもありますが、鍵アカウントの閲覧で相手から許可されていないと引用リツイートされた内容は確認できません。
また、自分自身が鍵アカウントでツイートしている内容は誰でも引用リツイートできるわけではないので、引用リツイートする相手は自分がツイートを見るのを許可している相手だけです。
鍵アカウントからの引用リツイートは内容がわからないため、一般のユーザーが鍵アカウントから引用リツイートされると気持ち悪さを感じるケースも少なくありません。
他にも引用リツイートした相手が特定できないことから、ブロックなどもできません。
ツイートした時点で不特定多数のユーザに見られるのは仕方ないため、あまり気にせず無視をしておきましょう。
Twitterの引用リツイートのマナーはどのようなものがある?
引用リツイートはしっかりとマナーを守らなければトラブルにつながるため、実際に引用リツイートする前にはマナーについて把握しておきましょう。
引用リツイートをする際のマナーとしては、以下の5点が挙げられます。
- 通常のツイートと引用リツイートを使い分ける
- 引用リツイートの頻度について注意する
- 攻撃的な内容や悪い印象を与える内容を書かない
- 引用リツイートの内容について注意する
- あまりにも引用リツイートが多いアカウントはブロックしてもよい
引用リツイートは自分以外にも内容が届くので、自分だけが満足するのではなくて届いた先でどのような影響が発生するかも想像するのが大切です。
引用リツイートのマナーについても解説するので、詳しいマナーについて理解しておきましょう。
通常のツイートと引用リツイートを使い分ける
自分自身のTwitterアカウントをどのように利用するかでも変わりますが、引用リツイートが多いとオリジナルのツイートが埋もれてしまいます。
オリジナルのツイートが埋もれてしまうとアカウントのイメージが損なわれるだけでなく、最初に決めていたアカウントの方向性がわからなくなる可能性が高いです。
通常のツイートも楽しみながら引用リツイートも楽しむのが大切であり、どれくらいのバランスでそれぞれを使用するかについて考えておきましょう。
また、自分をフォローしてくれているフォロワーはオリジナルのツイートを待っていることも多く、あくまでも引用リツイートではなく自分自身のツイートでコミュニケーションを取る意識が必要です。
逆に自分のタイムラインに引用リツイートばかりが流れている状況を想像するといいかもしれません。
引用リツイートの頻度について注意する
引用リツイートの回数は、特別なイベントがない限り一日数回程度に抑えておきましょう。
基本的に自分がしたツイートや引用リツイートはフォロワーのタイムラインに流れるため、あまりにも投稿数が多いとフォロワーに迷惑をかけてしまう原因になります。
時々引用リツイートの数が多くなるだけなら大きな問題にはなりませんが、常日頃から数が多いとミュートにされてツイートが届かなくなったり、フォローの解除やブロックにつながります。
自分が気になった情報などを多くの人に伝えたい気持ちを優先するのではなく、本当に他の人にとっても利益がある情報かについて、一度冷静になって考えるのがおすすめです。
また、引用リツイートの頻度については明確に回数が決められていないので、お祝い事や世間的に注目されている情報などは積極的に引用リツイートしても問題ないでしょう。
攻撃的な内容や悪い印象を与える内容を書かない
攻撃的な内容や悪い印象を与える内容を書かないようにして、見た人が不快な気持ちにならないように配慮することが大切です。
引用リツイートは自分の考え方やフォロワーのために情報提供をするものなので、攻撃的な内容を付け加えたり、自分が気に入らないからと悪口をいったりするのは絶対に辞めましょう。
Twitterは多くの人たちが利用しているSNSです。自分ではそこまで問題ないと思っていても、他の人から見れば攻撃的に映るケースも少なくありません。
攻撃的に映ってしまった場合はこれまで仲良くしていたフォロワーとの関係性が悪化する可能性もあるため、感情や勢いに任せて引用リツイートするのはリスクが高いです。
ツイートを見た瞬間に反射的に行動に移してしまうかもしれませんが、一旦落ち着いて攻撃的な内容や悪い印象を与える内容になっていないか確認してみましょう。
引用リツイートの内容について注意する
引用リツイートの内容について注意するのも大切です。なんとなく引用リツイートしたものが後から大きな問題につながるかもしれません。
また、フォロワー数が多くなっていると影響力も大きくなるので、引用リツイートした内容が思わない拡散をするケースも考えられます。
他にも自分自身のフォロワー数がそこまで大きくなくても、引用リツイートした内容をさらに引用リツイートされて広がっていく例もあります。
内容によっては多くの人が不快に感じる内容である可能性も高く、正義感によって起こした行動でも自分自身が非難の的になるリスクも考えておきましょう。
あまりにも引用リツイートが多いアカウントはブロックしてもよい
あまりにも引用リツイートが多いアカウントで内容も好みではない場合、ブロックして関わらないようにする方法も有効です。
日常的にTwitterを利用しているなら一日に複数回ツイートを見るため、攻撃的な内容や悪い印象を受けるアカウントはブロックして見れないようにしましょう。
他のアカウントがするツイート内容や引用リツイートはコントロールができず、不快な内容を何度も見てしまうのは精神的にもよくありません。
Twitterでは相手をブロックしてツイートなどがタイムラインに流れてこないように設定可能なので、Twitterを楽しく利用するためにもブロックは効果的に使用するのがおすすめです。
反対に自分が普段からしている引用リツイートが相手にとって問題があると、相手からブロックされる可能性がある点は把握しておきましょう。
Twitterの引用リツイートで起こるトラブル
Twitterの引用リツイートで起こるトラブルは幅広く、Twitter内で完結するものから法的な問題に発展するものまでさまざまです。
名誉毀損につながる内容を間違って引用リツイートすると訴えられる可能性もあり、特に影響力が大きいTwitterアカウントで行うと裁判になるかもしれません。
他にも現実の関係性に影響があるトラブルも挙げられ、Twitterでの引用リツイートが原因で友人関係や家族関係が壊れてしまった例もあります。
Twitterの引用リツイートで起こるトラブルについては、以下の3点について解説します。
- Twitter内で完結するトラブル
- 裁判などの法的措置が取られるトラブル
- 現実の関係性に影響があるトラブル
自分では問題がないと思っている内容でも実際はトラブルにつながるケースもあります。
Twitterの引用リツイートによってトラブルが起きてしまうと対応が大変なのに加えて、トラブル内容によっては実生活にも大きな影響があります。
それぞれのトラブル内容について解説するため、引用リツイートによるトラブルを避けたい方は参考にしてみてください。
Twitter内で完結するトラブル
Twitter内で完結するトラブルがもっとも多く、自分が引用リツイートした内容を他の人が見て口論になるケースが一般的です。
人によっては同じ内容を見ても好意的に捉える人と否定的に捉える人がいるため、自分とは逆の考え方を持っている相手とは口論になるかもしれません。
しっかりとした口論ならお互いに新しい価値観などに気づけますが、場合によっては誹謗中傷などをされる可能性もあります。
その際には相手にせずにブロックするなどの対策を取ればよいのですが、どうしても内容に腹を立ててしまいトラブルに発展した例も少なくありません。
逆に自分自身が相手の引用リツイートと意見を見て一言物申したくなっても、トラブルにつながらないように意識する必要があります。
しかし、Twitterではお互いの顔などがわからない点から口論が過激になる傾向にあります。突発的にイライラしてしまう気持ちが起きた際には、一度深呼吸して冷静に相手と話し合ったり、自分に落ち度があるなら謝ったりすることも大切です。
裁判などの法的措置が取られるトラブル
引用リツイートの内容によって、裁判などの法的措置が取られるトラブルもあります。デマ情報などを拡散してしまい名誉毀損で訴えられた例も過去にありました。
正義感によって第三者の暴力的なツイートやネガティブなツイートを引用リツイートするケースも珍しくなく、多くの人に現状を知ってもらおうとしたはずが、実際はデマ情報で多くの人に誤解を与えてしまうこともあります。
特にフォロワー数が多くて影響力が高い人物であるほど責任は大きくなりやすいです。過去に裁判まで発展した例として、影響力があるジャーナリストがデマ情報を拡散し、社会的評価を落としたとされました。
近年ではインフルエンサーや芸能人なども誹謗中傷に対して積極的に措置を取っており、元々ツイートをした人物に対して開示請求などを行っています。
元々ツイートをした人物だけでなく、引用リツイートによって間接的にでも誹謗中傷をしていると判断されると開示請求の対象になるかもしれません。
何気なくした引用リツイートによって裁判などに発展するリスクを把握して、本当に引用リツイートしてもいいか冷静な判断が必要です。
現実の関係性に影響があるトラブル
現実の関係性に影響があるトラブルも引用リツイートで引き起こるケースがあり、普段から友達や知り合いとつながっているリアルアカウントで起きやすいです。
リアルアカウントでは友達との写真や動画を載せたり、友人などに知られてもいい内容についてツイートする場合が多いでしょう。
しかし、中にはその場の勢いとノリによって不適切な内容を投稿する例も挙げられ、最終的には炎上事件につながる可能性も考えられます。
友人同士ではどうしても勢いやノリなどで楽しんでしまう部分もあるため、冷静に判断すると不適切な内容でも引用リツイートをしてしまう場合が少なくありません。
その際に肯定するような内容で引用リツイートしても否定するような内容で引用リツイートしても、現実の関係性に影響が生まれる可能性があります。
現実の関係性に影響が起きてしまうと日常生活も大きく変わるかもしれないため、トラブルが起きる可能性があることは避けるようにしましょう。
正しく活用できるとイメージアップや宣伝効果に期待できる
引用リツイートはマナーを守ってトラブルを防ぐ意識が大切ですが、企業アカウントやインフルエンサーは、正しく活用できるとイメージアップや宣伝効果に期待できます。
効果的にマーケティングをするにはSNSの活用は必要不可欠です。TwitterでのマーケティングはテレビCMや新聞広告などと違い費用がほとんどかからず、費用対効果の面から考えても優れています。
大切なのは正しく活用できるとイメージアップや宣伝効果が期待できる点であり、あくまでも自分たちが宣伝した内容を正攻法で伝えなければいけません。
間違った方法で引用リツイートを期待した宣伝をしてしまえば、最終的には大きな問題につながってしまって企業アカウントやインフルエンサーの価値を落としてしまう原因になります。
トラブルが起きてしまった後に問題を解決するのは労力がかかり、失ってしまった信頼を取り戻すのにも時間がかかります。
イメージアップや宣伝効果を最大限に活かす方法を考える
イメージアップや宣伝効果を最大限に活かす方法を考えて、少しでも多くの人々に知ってもらうために引用リツイートがされやすい内容を心掛けるのが大切です。
他にも影響力が大きいインフルエンサーに依頼して引用リツイートをしてもらうなど、近年ではSNSを活用したマーケティング方法についても把握しなければいけません。
企業などで引用リツイートを活用したマーケティングノウハウを持っていないなら、慣れているインフルエンサーに依頼するなどの工夫が必要です。
炎上事件が原因で勢いを失うケースは少なくない
企業アカウントやインフルエンサーは自分自身の発言に大きな影響力があるのを理解して、ツイート内容についても自分なりに精査しなければいけません。
実際に何気ないツイートが炎上事件につながってしまい、それが原因で勢いを失って思ったように成長できなくなるケースも過去にありました。
企業アカウントで炎上が起きてしまうと株価などが大きく下がるだけでなく、企業に在籍しているインフルエンサーなら企業イメージを悪化させたとして契約解除される可能性も考えられます。
まとめ
Twitterの引用リツイートは正しい使い方をすればなにも問題なく、フォロワーに対しても有益な情報を共有できます。
しかし、なんでも引用リツイートをするのではなく、ある程度はマナーや起きてしまうトラブルについて把握しておくのが大切です。
過去にはマナーなどを守っておらず大きなトラブルに発展した例もあり、最悪の場合は裁判や開示請求まで発展しています。
自分では大丈夫と思っていても客観的に見てみると問題がある可能性も考えられ、一度冷静に落ち着いて判断する癖をつけましょう。
しっかりとTwitterの引用リツイートのやり方やマナー・トラブルについて理解して、正しく引用リツイートを活用してTwitterを楽しむ意識が大切です。